東京フードの昔、今、未来

東京フードは、これまでに2度の転機を経験しています。

最初は1967年の会社設立、2度目は1985年の茨城県つくば市への移転です。

特につくばに移ってからは事業内容も見直し、

“多品種少量生産”に代表される現在に近いカタチに会社は姿を変えたのです。

つくば移転からまもなく30年を迎える当社の歴史、そして今後を紹介しましょう。

昔 1967~

市川で設立された当社は、1985年のつくば移転を機に大きく生まれ変わりました

東京フードは、1967年に千葉県市川市で設立されました。設立者は(当社のグループ会社である)月島食品のOBで、彼は正式に会社を立ち上げる前から東京で食品事業を行っていたことから、社名を「東京フード」としたのです。

かつての東京フードではバレンタインデー用のチョコレートとクリスマスケーキ用のチョコレートハウス、これらが主力商品でした。しかし、どちらも季節商品であるため、年間で安定した売上げが見込めないという問題を抱えていたのです。それを打破するために考えられたのが、「業務用チョコレートの開発・製造に特化した会社に生まれ変わること」。これが、つくばに移転した頃の話です。

ただ、同業者の中では最も後発だった当社は、生き残っていくために独自の方法を探る必要がありました。その結果として導き出されたのが“業界のコンビニエンスストア”として、お客様が求めるものを多品種少量生産に徹して作ることだったのです。

  • 筑波工場完成
  • 当時の社内風景
  • 当時の工場内
  • 2色印刷チョコレート

今 1992~

「社員旅行」と「納涼祭」をスタート。従業員同士の一体感が高まる毎年のお楽しみ。

つくばで心機一転新たなスタートを切った私たちですが、そんな状況に文字どおり水を差すような出来事が移転から1年後の1986年に発生しました。その年の8月初めに発生した台風10号が茨城県に甚大な被害をもたらし、完成間もない当社の工場にも及んだのです。そのときは月島食品グループの社員が総出で復旧にあたったこともあり、1ヵ月ほどで生産を再開することが出来ました。そして、「こんな思いはもうこりごりだ」ということから、翌年から8月の第1土曜日には東京フード主催の納涼祭を開催することにしたのです。この祭り、今では約700名が集まる恒例イベントとして地域の方々に親しまれています。

また、当社では毎年6月に社内旅行も実施。参加者は約300名、バス9台(!)を連ねて出かけるのですが、こんな大規模な旅行を実施する会社は今どきむしろ珍しいのかもしれません。しかし、こうした社内イベントも社員同士の一体感を高めるためには必要だ、と私たちは考えているのです。

「社員一人ひとりが輝いている明るい会社」それを実現するために

現在の社長である丹羽が、2010年に社長に就任するにあたって考えたのは、「社員一人ひとりが輝いている、明るい会社にしたい」ということでした。また、会社説明会に参加した彼は、ある学生から「社長の究極の目標は何ですか?」と聞かれたそうです。この質問に対して、彼はこう答えました。「誰でもいつかは会社を去るときが来ると思うけれど、その時に『自分はいい会社にいて、いい仲間に恵まれたな』社員にそう言ってもらえるような会社にしたいね!」。――これが実践されているかどうかは、ぜひ会社説明会で確認してみてください。

なお、当社には約250名の正社員がいますが、そのうちの約3分の1の70名が女性で、さらにその3分の1が結婚し、子供を抱えながら仕事を続けているママさんなのです(2014年現在)。そのように仕事と家事を両立させている社員を応援するために、私たちは社内に「育児と仕事の両立を応援する(略して「イクエン」)委員会」を設置。がんばっているママ(およびパパ)さんたちをサポートしています。

2013年 納涼祭
社内旅行2013
  • 永年勤続者の表彰
  • 2014年 賀詞パーティ
  • 3年目~4年目研修
  • 女性社員のランチミーティング♪

未来 2014~

“大台”達成は目前。しかし、人口が減少する今後はより「質」を求めることが重要に

つくばに移転してまもなく30年、私たちはバブル崩壊やリーマンショックなど、これまでに何度かあった経済危機も乗り越えて着実な成長を遂げることが出来ました。つくばに移転した当初の売上げが10億、そして昨年は売上げ88億を達成した当社では現在、3年計画で100億円企業の仲間入りを目指しています。

日本の人口が減少傾向にある今後、私たちのような食に関わる企業は、これまで以上にお客様に選ばれるための努力をしていかなくてはなりません。当社は経営理念として「最大よりも最良」ということを掲げていますが、これはモノの数よりも、質を追求していくということ。こうした考えは人口減少によって食べる人の数が減っていく今後は、より重要性を帯びてくると思います。今後も私たちは質の良い製品を生み出すことで、多くのお客様から選ばれるようになりたい。そして、B to B企業としての基盤をより強固にしていきたいと考えています。

今後を占う重要なキーワード。『セレンディピティ』と『素人発想玄人技術』

人口の減少や輸入品に対する規制緩和など、日本の食を取り巻く環境は、今後どんどん変化していくでしょう。そんな厳しさを増す業界の中で生き残って行くために、企業はどんなことをすべきか? その問いに対する答えはヒト、つまり厳しい状況の中で生き残り、なおかつ成長していくためには、企業はより多くの優秀な人材を抱えていなくてはならないと思うのです。

私たちのようなB to B企業の場合、今後は提案力に優れた会社がより有利な状況となるでしょう。その提案力に必要なのは、『セレンディピティ』。感性を研ぎ澄まして、数あるモノの中から価値あるモノだけをすくい上げる能力です。また、これと同じように重要だと私たちが考えるのが『素人発想玄人技術』。素人のような柔軟な発想で思いついたことを、玄人ならではの高い技術力によってカタチにする――。これらふたつの能力を備えた人材を育てていくことが、今後の私たちの義務だと考えています。

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